人工知能(AI)によるナレッジシェアシステム
匠の技術を企業の力に
新製品や新サービス開発の複雑化、各種規制や法令遵守の対応や確認、社内申請の手続き増加など、専門性が高いエキスパートには社内から質問が日々多数寄せられ、多くの工数を費やしています。 対応の効率化のために過去の回答を蓄積・記録しても、「どこにあるかわからない」「うまく検索できない」などの理由から活用しきれず、結局、毎回人が時間をかけて回答しているケースも少なくありません。
匠KIBIT は、入力された質問の特徴を人工知能(AI)が学習し、エキスパートが過去に行った回答データから適切な内容を抽出して迅速に提示することができます。その結果、エキスパートの「問い合わせ対応工数」を大幅に削減するとともに、質問者が自分で解決できたり、類似の案件を学ぶ機会にもなり、若手の育成につながります。また、組織知としてエキスパートの知見を蓄積することで、組織全体の知識・技能レベルを底上げすることができます。 匠KIBIT は工数削減のみならず、ナレッジシェアの基盤づくりに貢献します。
製品特長
匠KIBITは、匠の技を「いつでも、どこでも、誰でも」参照することができる、
技能伝承やナレッジシェアに特化した製品です。
回答候補からベストアンサーを選べる
質問者が入力した質問に対し、最大15個まで回答候補を表示。質問者はその中から欲しい回答を選択できます。
単語や表現が違っても検索できる
AI「KIBIT」は微妙なニュアンスを捉えることができるため、同じ表現や単語を使っていなくても、適切な回答を提示します。人から人への伝承に限りなく近い技能継承を実現します。
エキスパートの知見を比較・分析できる
蓄積されたナレッジを分析すると、今まで気が付かなかった傾向や別々の技術の関連性を発見できることがあります。今まで交わることのなかった匠の技から得る新たな気づきが、若手技術者の成長の糧となります。
効率的なナレッジの蓄積をサポート
適切な回答が存在しない場合、KIBITがその分野に精通していると判断した匠(エキスパート)に回答依頼メールを送信。得られた回答は匠KIBITに蓄積されます。
匠KIBITの仕組み
質問文を教師データとして、KIBITが質問文の微妙な表現の揺らぎを吸収して特徴を捉え、
過去に蓄積された質問と類似度の高い「問い合わせ」と「答え」の組み合わせを提示します。
匠KIBIT 活用シーン例
様々な業務分野で活用可能
エキスパートの膨大な知見を集約し、人手を介さず適切な回答を提示します。
工場間のナレッジシェア
製造装置の設計方法、製造ラインのトラブル対処、製品製法の共有など
研究・開発部門でのナレッジシェア
素材の選定、加工条件、クライアントや製作物特有のカスタマイズ要件など
営業・コンサルティング部門でのナレッジシェア
顧客の課題に即した
ソリューションの提案事例など
ヘルプデスク・管理部門への質問
PCやアプリケーションの操作やトラブル対応、社内制度における各種申請方法など