特定の担当者に権限や知識が集中し、業務全体がブラックボックスと化してしまう属人化状態。昨今の企業においては規模の大小を問わず、この属人化に原因があると思われる不祥事や不正問題の発覚が相次いでいます。属人化の問題は、かねてよりリスク管理担当や法務担当の方々からご要望の多い勉強会テーマでした。解決すべきことは分かっていながら、なかなか具体策を見出せない難しい問題でもあります。今回は日本経済新聞社 ビジネス報道ユニット(法務・税務取材チーム)の植松正史氏をお招きし、他社の不正事例分析から分かる属人化の深刻さと、リスク解消に向けた具体的な道筋について解説していただきました。植松氏が最後に示したユニークな提案は、どの企業にも当てはまるこの難題を解決する有効な手立てになるでしょう。