海外子会社の不正リスクにどう対処するか?  グローバル企業が留意すべき準備と対策

2024年09月26日配信

 
 

海外子会社の不正リスクにどう対処するか?

グローバル企業が留意すべき準備と対策

 
  

2023年9月15日開催 第9回不正対策勉強会

海外子会社の不正行為や不祥事は、グローバル企業が抱える大きな課題の一つです。コロナ禍の最中は往査(遠方に出向いての監査)を含む出張や海外駐在が制約されたことで、海外子会社のガバナンスが脆弱化。不祥事の温床となっている可能性が指摘されていました。海外子会社の自浄作用が働かなくなると、いつの間にか親会社の認識できない不正行為が横行し、それを容認する企業文化が醸成されてしまいます。また、多くの企業は日本特有の長期雇用関係を前提とした管理体制をそのまま海外子会社に適用しがちですが、そこにも大きな危険が潜んでいます。今回のウェビナーでは、海外子会社における不正調査の実例に触れながら、グローバル企業が留意すべきコンプライアンス体制のポイントを紹介しました。講師にお招きしたのは、クロスボーダー紛争に関する豊富な知見を持つ弁護士であり、公認不正検査士としても活動されている松本はるか先生です。

 
 
 
 

Speaker

Speaker

東京国際法律事務所
弁護士・第一東京弁護士会
公認不正検査士・日本公認不正検査士協会
松本 はるか

米国大手法律事務所において、建設工事、医療機器、不動産取引等、幅広い分野の訴訟、国際仲裁や国際調停において、国内外の企業を代理し、クライアントに寄り添った解決に向けたアドバイスを提供。公認不正検査士としての知見も生かし、アジア諸国、欧州及びアメリカ等の海外子会社における内部調査やコンプライアンスに関するアドバイスを提供するとともに、東京都の入札監視委員としても活動。国内の法律事務所における実務経験も長く、労働や保険法関連の訴訟法対応、民事再生や会社更生を含む倒産事件の対応など、幅広い業務を提供する。

 
 

Moderator

Moderator

株式会社FRONTEO
取締役/AIソリューション事業統轄 兼 社長室長
山本 麻理

広告代理店に入社後、リスクマネジメント会社に在籍。メンタルヘルスケア事業を立上げ、事業計画、商品開発、マーケティング、営業戦略を実行し業界トップシェアへと導く。2014年に同社取締役に就任し、2017年に東証一部上場を実現。2018年12月より株式会社FRONTEOに参画、2020年取締役に就任しAIソリューション事業全域を管掌・指揮。