自社で不正が発覚した場合、企業は緊急の対応策を求められます。それを踏まえ、昨今ますます重要視されているのが平時監査です。不正の未然防止や不正発覚後の被害を最小限に抑制する目的でも、平時監査は重要な役割を果たしています。一方で、コミュニケーション手段の多様化による監査データの増加、カルテル・情報漏洩・ハラスメントをはじめとする様々な経営リスクなどにより、平時監査は昨今ますます難易度を増しています。企業のリスクマネジメント担当や法務担当で、監査体制の構築に頭を悩ませている方々も多いのではないでしょうか。今回の勉強会では、企業の不正・フォレンジック調査や再発防止体制の構築に数多く携わられたTMI総合法律事務所の戸田先生に、平時監査の要となるデジタル・フォレンジックの概要と平時監査体制の構築方法について解説していただきました。また、後半のモデレート・ディスカッションではAI導入のサポートを行う弊社のカスタマーサクセス部長・後藤も参加。両専門家のアドバイスは、平時監査体制の構築や見直しを行う上で大いに参考になるでしょう。