総額約1000億円という過去最高の課徴金が命じられた電力カルテル問題や2015年以降、経営を揺るがし続ける東芝の会計不正・株主総会不正運営問題など具体的な不祥事事例の原因や影響を分析しつつ、他社が学ぶべき不正予防策やコンプライアンス,ガバナンスのあり方を探る。「不祥事」として企業経営や成長にダメージを与える問題の範囲が、法令違反以外の倫理的問題にも広がり始めた社会情勢の変化を踏まえ、不祥事予防におけるデータ解析技術などテクノロジーの有効性や、法務やリスク管理・コンプライアンス部門のとるべき行動について解説いただきました。